| 国名
正式名称はオランダ語で、Republiek Suriname。通称、Suriname。
公式の英語表記は、Republic of Suriname(リパブリック・オブ・スリナム)。通称、Suriname。
日本語の表記は、スリナム共和国。通称、スリナム。
歴史
スリナムの地がヨーロッパ(スペイン)人に「発見」されたのは1499年である。
17世紀に入ってイギリスとオランダが入植し、黒人奴隷を使用してタバコ栽培を行った。両国は領有権を巡り争ったが1667年のブレダ条約でオランダはニューアムステルダム(現ニューヨーク)と交換しオランダの領有権が確定した。その後、奴隷制度廃止で、スリナムにおける農場経営は一時停滞したが、インドネシアやインドから契約移民を受け入れ新たな労働力とした。
1954年にはオランダから自治権を獲得。1975年に完全独立。
1980年に陸軍曹長のデシ・ボーターセによる軍部のクーデターが起き、スリナムの社会主義化が国家軍事評議会のもとで進められキューバと親密な関係を築いた。
1982年に反対派指導者15名が処刑されて、オランダは援助を停止した。
1983年、アメリカ合衆国がグレナダに侵攻。スリナムとキューバの関係は悪化した。
1986年、ボスネガー(アフリカ系の逃亡奴隷の子孫)の反乱による内戦。
1988年には新憲法のもとでジャンカル大統領が選出され民政復帰を果たした。オランダが再び援助を再開したが、1990年に軍事クーデターが再びおきた。クーデターによりオランダは再び援助を停止。ジャンカルは退陣した。
1991年総選挙でフェネティアン大統領選出。アメリカとオランダとの関係を回復。
1992年、オランダによる人道的援助再開。ボーターセ軍司令官辞任。
政治
スリナムの政治は、1987年制定の憲法によっている。立法府は一院制の議会で構成されており、定数は51名。5年ごとに改選される。
議会の3分の2以上の賛成によって選出された大統領が、行政府を取り仕切る。投票票がそれに満たない場合は、議会と地方代表から構成される340名の国民議会の投票によって選出される。
経済
豊かなボーキサイトやアルミニウム、木材資源に恵まれている。農業は砂糖、米、バナナ、柑橘類などで、漁業ではエビの輸出も期待される。石油資源も期待される。
鉱業
スリナム経済は強く鉱業に依存している。総輸出額に占める鉱物資源の割合は2000年時点で8割に達した。輸出の上位4品目はボーキサイトを精製したアルミナ
(62.1%)、金 (11.4%)、魚介類、原油 (4.3%)である。
2002年時点の採掘量は、ボーキサイト(450万トン、世界第8位、世界シェア3.1%)、金 (300kg)、原油(64万トン)である。
国民
民族は、インド系が37%、クレオール(白人と黒人の混血)が31%、インドネシア系が15%、アフリカ系が10%、残りが先住民や華人などである。アフリカ系の中にはボスネガーと呼ばれる逃走して来た奴隷の子孫(ブッシュ・ニグロ)もおり、クレオール政権に対して、1986年から1992年まで反乱を起こし戦った。
言語は、公用語がオランダ語だが、クレオールが使うタキタキ語とも呼ばれるスリナム語 (Sranang Tongo)が共通語として使われる。また、英語や、それぞれの民族はインドネシア語やヒンディ語など、しばしば自分達が元々使っていた言語を使っている。
宗教は、ヒンドゥー教が27.4%、イスラム教が19.6%、ローマ・カトリックが22.8%、プロテスタントが25.5%などとなっている。
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